「しんぶん赤旗」2023/2/26

ロシア軍撤退求め長崎で集会

 ロシアによるウクライナ侵略開始から1年となる24日、被爆者4団体などでつくる「核兵器禁止条約の会・長崎」が呼びかけた「やめろ戦争!つかうな核兵器!ナガサキ集会」が長崎市の平和公園で開かれました。被爆者を先頭にロシア軍の1日も早い撤退をと声をあげました。

ウクライナの子どもたちの写真や「NO WAR」「ロシアは侵略やめよ」と書かれたプラカードを手にした人など約250人が参加。冒頭「長崎のうたごえ協議会」がウクライナの歌曲「キエフの鳥の歌」を披露しました。

同会共同代表の川野浩一氏はマイクを握り、原発を攻撃し核兵器使用のどう喝を繰り返すロシアを批判。「人類は存亡の危機に立たされている。何としても回避し、核も戦争もない平和な世界をつくろう」と力を込めました。

同じく共同代表の柿田富美枝氏は「今こそ、核兵器禁止条約が重要になっている」と訴えました。

 新日本婦人の会県本部の大橋由紀子会長は、脅威をあおり、軍拡を進めていると日本政府を批判し、「被爆地の市民として核は使ってはならない、外交で戦争を終わらせよと声を上げよう」と呼びかけました。

 北海道から観光で訪れ、集会を見つめていた女性(28)は「北海道にいると被爆地の声はなかなか聞こえてこない。聞けて良かった」と語りました。