「しんぶん赤旗」2023/5/3

「民主長崎県政をつくる会」が石木ダム現場で座り込み

「民主長崎県政をつくる会」のメンバーは4月26日、長崎県と佐世保市が川棚町に建設を強行する石木ダムの工事現場を訪れ、抗議の座り込みを続ける地元住民らを激励し、ともに座り込みをしました。長崎市、大村市、諫早市から10人が参加。同会では毎月1回訪問活動を続けています。

県は3月以降、住民から強制収用した土地での工事を強行。住民の畑や水路が掘り崩され、畑作業ができなくなるなど、現地は緊迫した状況が続いています。

4月の統一地方選挙では日本共産党の辻清人氏が川棚町議に初当選。空白を克服しました。辻氏は当選に当たり、地元住民でもあり再選した炭谷猛町議とともに、石木ダム建設中止に力を尽くしたいと決意を語っています。

活動に初めて参加した長崎市の河野敏教さん(44)は、「こんな素晴らしい自然がなくなるのはもったいない。50年以上できなかったダムがいまさら必要なのか疑問に感じる」と話しました。

連日座り込みを続けている住民の吉田良子さんは「たくさんの方に来てもらって、現場を実際に見ていただき石木ダム問題を知ってほしい。川棚町議選でもダム反対の議席が倍増した。議会にも私たちの思いを届けて、ダム建設を早く中止にしてもらいたい」と語りました。