「しんぶん赤旗」2023/5/2

メーデー長崎県集会

 第94回メーデー長崎県集会が長崎市の魚の町公園で開かれ、300人余が参加しました。

 乾哲夫実行委員長は「憲法が保障する生活をするには、最低賃金1500円は絶対必要。大企業の内部留保の一部を吐き出させることが必要だ」とあいさつしました。

 リレートークでは労働者の願いが次々に表明されました。介護労働者は「お昼はおにぎりとカップラーメンだったが、カップ麺の価格が上がり袋入りラーメンに変えた。賃上げは切実」だと訴え。教育労働者は、「教職員の働き方改革が必要。軍事費でなく教育予算こそ増やすべき。そのことが子どもたちの成長を保障する」と力説しました。

 三菱長崎じん肺訴訟原告団の労働者は「下請け労働者も三菱の生産を支えてきた。三菱は下請け労働者への差別をやめて、全てのアスベスト被害者を救済せよ」と呼びかけました。

 日本共産党の堀江ひとみ県議は統一地方選での支援に感謝を表明。「子育て支援3つのゼロなど、選挙中の公約実現に力をつくす。力合わせ政治変えよう」とあいさつしました。 集会では「新自由主義とたたかい、貧困と格差をなくし、あらゆる差別やハラスメントをなくすために声を上げよう」などとする、「メーデー宣言」を拍手で採択しました。