「しんぶん赤旗」2023/1/21

小松泰信岡山大学名誉教授を迎え「農業と日本共産党を語る集い」

 長崎県の日本共産党北部地区委員会と中部地区委員会は13日から15日にかけて平戸、南島原、諫早、大村の各市で「農業と日本共産党を語る集い」を、小松泰信・岡山大学名誉教授を講師に迎えて開きました。

 小松氏は「農林水産業は食料などを供給するだけでなく、生物多様性保存、洪水防止、文化の伝承、水質浄化など市場取り引きされない無形の機能を果たしている」と強調。                            「食料自給率が1965年の73%から現在は38%にも落ち込み、人が生きる上で最低限必要な基礎代謝分の食料も自給できていない状況だ」との指摘には会場から驚きの声が起こりました。

 食料自給率の回復のためには、農業を切り捨てる政策を転換することが必要として、「国の産業政策の中で農業を基幹的な生産部門として位置づける」としている、日本共産党の綱領の立場が重要と語りました。

 講演後は参加者の「農業委員会の現状は」などの質問に丁寧に答えました。

 四会場で170人が集い、「最高によかった。日本の国防農業、そして生き方について大きな学びを得られた」などの感想が寄せられました。