「しんぶん赤旗」2023/3/3

長崎市議が子どもの居場所づくりで懇談

 日本共産党の中西あつのぶ、大石ふみきの両長崎市議は2月25日、市役所でNPO法人「子どもの権利オンブズパーソンながさき」(オンブズながさき)の古豊慶彦代表理事(35)と学校での子どもの居場所づくりなどについて懇談しました。

 「オンブズながさき」は、民間の助成を受け、「学校内別室への支援員派遣事業」に取り組んできました。長崎市立の小・中学各1校ずつで支援を実施。教室に入ることができない生徒のために支援員が別室に待機し、一緒に様々なゲームや卓球をしたり、話し相手となって生徒との信頼関係を深める場をつくってきました。

古豊さんは「学校外での居場所づくりだけでなく、学校の中にも子どもたちの居場所と個別に対応できる人の存在が重要だと思っている」とのべました。

中西市議は「学校内にそういう場所があることは大事だと感じている」と応じ、大石市議は「先生と連携ができれば、個別の対策が練れるのではないか」と語りました。

古豊さんは、教師からも「もっと情報共有したい」との声があがっているが、事業への助成は来年度も続けられるかどうかわからないとして、「もっと多くの学校で実施できればと思う。必要と認められれば、市は予算をつけて事業化してほしい」と話しました。