「しんぶん赤旗」2023/10/18

22日投票長崎4区補選 岸田内閣にノーの審判を

●党北部地区委員会が決起集会

 大激戦の衆院長崎4区補選の勝利をめざし、長崎県の日本共産党北部地区委員会は15日夜、オンラインで決起集会を開きました。

 冒頭、山下満昭県委員長が報告し、「この補選で共産党が自主支援する末次精一氏が勝利できれば、岸田政権ノーの審判を下すことができる。野党共闘でこそ勝利できることが立証され、まともな共闘をつくる力になる」と強調。末次候補は公約で、大軍拡、カジノ、石木ダムの行政代執行、インボイスに反対を表明し、最低賃金1500円への引き上げを表明。「党の政策と共通点が多い」と指摘しました。

 参加者からは、支持を呼びかけたら「埼玉県であんなにひどい条例を出す自民党は全く信用できない。野党の末次さんに入れる」と返事があったとの発言がありました。また「知り合いと対話したら、自民党の大軍拡やカジノ、石木ダムの強行には恐ろしさを感じる。末次さんを支持するとの返事をもらった」と発言する人も。

 石川悟北部地区委員長は「党の議員が末次候補の個人演説会に行くと、『共産党の議員も参加されています』と紹介される。野党共闘の勝利のために、支持拡大と折り入って作戦に全力を尽くそう」と、具体的な行動提起をしました。

 参加者の1人は「正直取り組みはこれからだが、一生懸命に末次候補の支持を広げて頑張りたい」と決意を語りました。

電話で支持を訴える辻・川棚町議

 衆院長崎4区補選で日本共産党が自主的に支援する末次精一候補=立憲民主党、前=の勝利に向け、選挙区外から電話で支持を訴える共産党の辻清人・川棚町議に思いを聞きました。

 佐世保市出身で川棚町に移住して町議になりました。選挙区外に住んでいますが、佐世保に知り合いがいますので、電話をかけ続けています。

 話をすると、今の政治への不満が噴き出しています。賃金や年金は上がらないし、物価が高くて生活が苦しい。商売をしている人は「末次さんの消費税インボイス反対、よかね」と話が弾みます。

 今回は雇うそうでで末次候補を推す選挙。野党が力を合わせたらひっくり返すことが出来る、みんなで押し上げようと話すと、「あんたが言うなら。家族にも伝える」と支持が広がります。

 私の原動力は石木ダム反対の運動です。長崎県と佐世保市が建設を強行している現場では、水張り前の田んぼに土砂を投入する、反対運動のテントや駐車場前に建設機械を置いて使えなくする、などの嫌がらせが相次いでいます。強権的、住民の人権など関係ないという態度で許せない。

 国政選挙で勝てば無駄な公共事業をなくしていける。知り合いすべてにあたりきるのはもちろん、反対運動に来る方の家族にも訴えて、必ず押し上げなければ。