「しんぶん赤旗」2023/12/28

長崎県原水協が今年最後の署名行動

 原水爆禁止長崎県協議会は26日、長崎市の繁華街で日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める、今年最後の署名・宣伝行動をしました。被爆者も共に訴え、高校生や大学生が「核はいらない」と署名。1時間で87人が署名しました。

 参加した25人は、禁止条約の会議を傍聴すらしない日本政府を批判し、「条約への参加・批准こそ平和への道」と訴えるビラも配布しました。

 「寒い中お疲れ様です」と署名した女性(37)は「長崎は世界で唯一の戦争被爆国なのに政府が武力を持とうとしている。いまだに被爆の後遺症に苦しんでいる人がいるというのに理解できない。日本には核廃絶の先頭に立ってほしい」と語りました。

 55歳の女性は「あちこちで戦争が起こっているが、その結果がどうなるかは過去にさかのぼればわかる。核兵器は保有するのもやめてほしい」とサインしました。

 禁止条約の第2回締約国会議に代表として参加した県原水協の佐藤澄人事務局長があいさつ。国連でのNGOの発言の中で、草の根の運動の報告をする新婦人や原水協に多くの拍手があったことを紹介し、「引き続き運動を広げていくために、来年もともにがんばっていきましょう」と語りました。