「しんぶん赤旗」2023/3/31

原水協が禁止条約に参加を求める署名行動

 原水爆禁止長崎県協議会は29日、日本政府へ核兵器禁止条約に参加するよう求める署名・宣伝行動に取り組みました。春休みに入り、中・高校生や家族連れなどでにぎわう長崎市内の繁華街で行い、1時間で100人が署名しました。

 新日本婦人の会、長崎民医連、長崎のうたごえ協議会などから20人が参加。「ロシアはベラルーシへの戦術核配備を撤回せよ」と書かれた横断幕を掲げ、署名への協力を呼びかけました。

 7歳の子どもを連れた女性(31)は「息子がロシアによる戦争を怖いと言う。学校でも原爆について勉強してきて、子どもの言葉がなかったら深く考えなかったもしれない」とサインしました。

 4月から高校3年になる女性は「学校で平和学習探究活動をしていて戦争のことを考える機会も多い。小さな力だけど、世界平和のために役立てば」と署名しました。

 戦後、家族7人で「満州」から引き上げてきたという女性(90)は「戦争は絶対にダメ」と語気を強め、岸田首相の軍拡推進に「そんなの憲法違反でしょう。恐ろしい」と語りました。ロシアの核配備について、「とんでもない。長崎は原爆を経験しているから、絶対やめてほしい」と訴える女性(70)もいました。