長崎原水協が署名行動

　原水爆禁止長崎県協議会は２９日、長崎市の繁華街で日本政府へ核兵器禁止条約に参加するよう求める署名・宣伝行動に取り組みました。１時間で９２人が署名しました。

　買い物客などで賑わうアーケード街で「長崎のうたごえ協議会」が「青い空は」などを演奏し、盛り上げました。参加した１３人が署名への協力を呼びかけ、「人生で初めて署名をした」という若者もいました。

　専門学校生（１８）は「平和学習で日本が条約に入らない理由を聞いたことがありますが、どんな理由があっても核はなくさないといけない」と語り、署名しました。

　乳児を抱っこして署名をした女性（３８）は「平和な世界を願っています。子どもを産んでより強く思うようになりました。核兵器はなくなってほしい」と話しました。

　「この署名に反対する人は誰もいないですよね」と言う女性（６０）に、大矢正人代表理事が「日本政府が禁止条約に参加をすれば世界に大きな影響を与えますよ」と答えると、「そうしないと。日本政府の参加は当たり前です」ときっぱり。さらに「今は核が使われる危険性もありますから」というと、「危ないです。声を上げないと」とペンを走らせました。