「しんぶん赤旗」2023/4/30

長崎カジノ不幸生む 申請取り下げ求め署名訴え

 「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は28日、長崎県と佐世保市が同市のハウステンボスに誘致しようとしているカジノを中核とする統合型リゾート施設(IR)の国への認定申請を取り下げるよう求める署名を、長崎市の繁華街で呼びかけました。

 参加者は交代でマイクを握り、「国は長崎県と佐世保市のカジノ誘致の認定申請を継続審査としました。資金調達先のスイスの企業が、経営破綻し買収される事態となっています。ギャンブル依存症や治安の悪化で県民を不幸にするカジノ計画はきっぱり申請を取り下げるべきです」などと訴えました。

 署名をした70代の男性は、長崎県の計画が今回見送られ継続審査となったことについて「当然のこと。カジノによって治安が悪くなるのは目に見えている」と話し、40代の女性は「長崎県に人を呼び込むためなら他にやるべきことがあるのでは。カジノでは不幸な人が生まれる」と話しました。

 約1時間で54人が署名に応じました。