「しんぶん赤旗」2023/11/18

「石木ダム強制収用を許さない議員連盟」総会

 長崎県と佐世保市が川棚町に建設を強行する石木ダム事業を巡り、超党派の国会議員や地方議員でつくる「石木ダム強制収用を許さない議員連盟」は10日、諫早市内で総会を開きました。

 オンラインも併用し約人が参加。現地で抗議行動を続ける住民の要望に応える支援や訪問、学習会など次年度の活動計画を決めました。日本共産党から地方議員と衆院候補8人が参加しました。

 石木ダムの問題で、斉藤鉄夫国土交通大臣が「長崎県は事業を円滑にすすめるために、住民説明会など数多く開き努力している」と国会で答弁。共産党の堀江ひとみ県議は、10月の政府交渉でその根拠を確かめたところ「長崎県より『住民に対し391回の対応をとっている』との報告を受けている」と回答があったことを紹介。「今は何ら話し合いは行われていないのに、なぜ、県は事実と違うことを報告したのか。ただしていきたい」と述べました。同じく小田徳顕佐世保市議が、石木ダムを巡る市議会の動きを報告しました。

立憲民主党の山田勝彦衆院議員がオンラインで参加し、「総額285億円の予算の約7割がすでに使われているが、現場の工事は1〜2割しか終わっておらず、残りの予算で完成できるわけがない。このことを国会と県議会で連携して追及しているところだ」と語りました。