「しんぶん赤旗」2023/11/29

県母親大会開催

 長崎県母親大会が19日、長崎市で開かれオンラインも併用し、約130人が参加しました。

 「長崎のうたごえ協議会」の演奏で始まり、大橋由紀子実行委員長(新日本婦人の会県本部会長)があいさつしました。

 「八法亭みややっこ」として活動する弁護士の飯田美弥子さんが「笑いと希望の憲法噺(ばなし)」と題して記念講演をしました。着物姿で高座に上がったみややっこさんは、憲法にまつわる話をユーモアたっぷりに語り、会場からは笑いと拍手が度々起こりました。

 聖徳太子が制定した「十七条の憲法」から明治時代に成立した「大日本帝国憲法」に至る、日本の憲法の歴史を語り、「大日本帝国憲法は立憲主義の憲法とは言えない。今の憲法において国民は立憲主義を手に入れたのだ」と強調しました。

 さらに、日本国憲法の理念として13条の幸福追求権「すべて国民は、個人として尊重される」について、「好きなように生きなさいと憲法に背中を押されている。何を幸せだと思うかはそれぞれの自由。生まれたばかりの赤ちゃんにも、認知症の高齢者にも認められるのが人権」だと語りました。

 自民党の改憲草案については、立憲主義を否定し、平和主義を放棄するものだと痛烈に批判しました。

 最後に大会アピールを拍手で採択しました。