「しんぶん赤旗」2023/4/5

如己堂の御衣黄桜が見ごろ

長崎への原爆投下で、自らも被爆しながら被災者の救護活動に力を尽くした永井隆氏(医学博士)が、2人の子どもと戦後暮らした「如己堂(にょこどう)」(長崎市上野町)。その傍らに咲く御衣黄桜(ぎょいこうさくら)が見ごろを迎えています。

永井博士は誠一(まこと)と茅乃(かやの)、2人の我が子に「もしも日本が再武装するような時代になったら、その時こそ、誠一よ、茅乃よ。たとえ最後の2人となっても、きっぱりと戦争絶対反対を叫び続けておくれ」と遺言を残しています。

敵基地攻撃能力保有が叫ばれる今、萌黄色の桜が博士の言葉を思い出させてくれます。