「しんぶん赤旗」2023/3/18

戦争しない!軍拡・増税断固反対!ナガサキ市民集会

 岸田政権の大軍拡・大増税に抗議する集会が16日、長崎市内の繁華街そばの「鉄橋」で開かれました。呼びかけ団体は「憲法改悪阻止長崎県共同センター」「言論の自由と知る権利を守る長崎市民の会」「長崎県平和運動センター」で、被爆者団体を始め39の団体が賛同。集会には約100人が参加しました。

 被爆者団体代表が次々と発言。「被爆者は日本を破壊に導く軍事拡大には絶対に反対する」と怒りの声を上げました。

長崎被災協の田中重光会長は「戦争の行き着くところは核兵器の使用だ」と指摘し、長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会の川野浩一議長は「岸田首相、あなたはまた沖縄を犠牲にするのか。また、広島・長崎を繰り返すのか。許されない」と批判。長崎原爆遺族会の本田魂会長は「核兵器廃絶を大きな声で皆さんと共に叫んでいきたい」と力を込めました。

長崎飽之浦教会の大藪朝祥牧師も発言し、「黙っていて手遅れにならない内に今、行動しましょう」と呼びかけました。

集会では、緊急アピール「私たち、悲惨な被爆体験の継承と平和の発信を続けるナガサキの市民は、軍拡・増税に断固反対します」とのアピールを採択。岸田首相と各政党にあてて郵送しました。