「しんぶん赤旗」2023/11/29

第2回締約国会議を前に長崎で署名行動

 原水爆禁止長崎県協議会は26日、長崎市の繁華街で「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」を呼びかけました。「世界中から核兵器はなくなってほしい」「日本が条約に参加しないのはなぜなのか」「核兵器ダメ」と高校生ら若者が次々と署名し、1時間で170筆集まりました。

 参加した21人は、27日から始まる核兵器禁止条約第2回締約国会議に向け、アーケード街に「核兵器禁止条約に日本政府は署名・批准を」と書かれた巨大な横断幕を掲げました。

 親子連れも多く見られ、「月並みですが、この子たちに平和な世の中を残してあげたい」と小学3年の息子と署名する女性(43)や「世界で戦争がおきていても自分は何もできない。唯一署名ぐらい。戦地の報道があるたびに、家族で話し合っています」と語り、18歳の息子とともに署名する女性(50)もいました。

 県原水協の大矢正人代表理事は、今回の締約国会議について「条約の履行や条約を広く行き渡らせる。そういう意味で前進する会議になることを期待している。長崎から2人代表を送っているので、その成果を聞けるのが楽しみだ」と語りました。