「しんぶん赤旗」2023/8/31

長崎県原水協 禁止条約参加訴えに共感

 長崎県原水協は29日、長崎市の繁華街で、日本政府へ核兵器禁止条約に参加するよう求める署名行動に取り組みました。民医連、新日本婦人の会、被爆地域拡大協議会などから約20人が参加し、45分で122人が署名しました。 

 「憲法9条を生かした外交努力を」と書かれた横断幕を掲げ、長崎のうたごえ協議会のメンバーが「折り鶴」「戦争を知らない子どもたち」などを演奏。署名への協力を呼びかけました。 

 被爆2世の女性(47)が娘(15)とともに署名。「私は血液の難病で、母親の被爆と関係があるのではないかと思っている」と述べ、8月9日生まれだという娘は「学校で被爆者の講話を聞いて、戦争はしちゃいけないことだとあらためて感じている。核兵器がまだあることがあり得ない。早くなくなってほしい」と話しました。 

 母親と一緒に署名した小学5年の男子児童は「核兵器はなくなってほしい」と語り、署名行動の終了間際に駆け込んできた中学2年の女子生徒は「爆心地のすぐ近くにある山里中学校で平和活動をしている。署名行動をみつけて思わず駆け寄った」と息を弾ませて署名しました。