「しんぶん赤旗」2023/12/7

「原発ゼロをめざす長崎連絡会」が署名行動

 「原発ゼロをめざす長崎連絡会」は2日、長崎市の繁華街で「岸田政権の新・原発推進政策の撤回を求める署名」と「『ALPS処理水』の海洋放出中止と新たな汚染水発生を抑える抜本対策を求める要請署名」に取り組みました。「被爆地の長崎県民として原発は絶対ダメ」とペンを握る人など、44人が署名しました。

 参加した8人は「とめよう!原発再稼働 かえよう!福島切り捨て政治」などと書かれたのぼり旗や、横断幕をアーケード街に掲げ、署名への協力を呼びかけました。

 子ども連れの女性(45)は「エネルギーを使う人間としては、頭ごなしに原発やめろと言うのもどうかと思う。でも、それ以外のエネルギー源があるのではないか。もっと勉強しないといけない」とサインしました。

 「汚染水がどこまで処理されているか納得できない。漁業者が迷惑を被るし、福島の人ばかり。長崎は被爆地でもあるから原爆につながる問題ではと感じる」と憤る女性(69)もいました。

 「原発やめてほしい当然です」と駆け寄って署名した被爆者の女性(83)は「弟は原爆が落ちた直後に生まれましたが、2カ月ほどで死んでしまった。本当に原発はダメです」と語りました。