「ながさき９条フェスタ」

　「ながさき９条フエスタ」が３日、長崎市内で開かれ、３５０人が参加しました。同実行委員会の主催です。

　ジャーナリストの青木理氏がインダビュー形式で講演。放送法の解釈を巡り、政治家が総務省に圧力をかけた問題について問われた青木氏は、放送法は戦時中、メディアが正確な事実を伝えるのではなく、むしろあおってしまったという軍部ファシズムの反省からつくられたものだと指摘。「憲法違反の疑いすら生じることが起こったのに、きちんと対峙しないメディアの状況は情けないものだ」と批判しました。

　さらに憲法について、敵基地攻撃能力保有や軍拡を進める今の政権のやり方は憲法と相いれないと述べ、「憲法９条という人類の理想が刻まれているものを捨て去るということは、日本人だけでなく人類の理想を捨て去ってしまうことに近い」と強調しました。

　最後にアピール文を採択し、「ストップ改憲、守ろう９条」などの横断幕を掲げ繁華街までパレードしました。