「しんぶん赤旗」2023/9/2

「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」が署名行動

 長崎県と佐世保市が同市の「ハウステンボス」にカジノを中核とする統合型リゾート施設(IR)を誘致しようとしている問題で、これに反対する「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は8月29日、長崎市の繁華街で宣伝・署名行動に取り組みました。

 IR誘致を巡っては、国は長崎の整備計画の認定を見送りました。資金調達の不確実さが問題になっていると言われており、同ネットは、今後認定される見込みはなく、これ以上無駄な税金を使わないためにも認定申請を取り下げるよう県に求めています。

 参加した6人は「ハウステンボスにいらんばいカジノ」と書かれた横断幕などを掲げ、署名への協力を呼びかけました。

 女性2人連れは「絶対嫌、頑張ってください。カジノなんかみんなが不幸になるからダメ」と署名。41歳の女性は「もっと他のことで長崎を盛り上げてほしい。長崎は色んな魅力があるのに、わざわざカジノを誘致しなくても。出島メッセ長崎のような箱物ばかりを造って人が呼べると思ったら大間違い」と憤りサインしました。

 ハウステンボスの花畑をよく見に行くという女性(34)が署名し、「反社会的勢力が入ってきて治安が悪くなるのではないか。今のままのハウステンボスでいてほしい」と語りました。