「しんぶん赤旗」2023/6/10

原水爆禁止長崎県協議会が「6・9」行動

 原水爆禁止長崎県協議会は9日、長崎市の平和公園で核兵器廃絶を訴える「6・9行動」に取り組み、11人が日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める署名を呼びかけました。

 「ヒロシマ・ナガサキを繰り返すな 核共有より核兵器禁止を」の横断幕を掲げた平和公園には、観光客などが大勢訪れ、展示した原爆パネルや原爆瓦に見入っていました。

中国からの観光客が多く、参加者はスマートフォンの翻訳機能を使い中国語で署名への協力を呼びかけていました。

埼玉から来た男性(69)は「核兵器はすぐにでもなくしてほしい。日本政府の態度は許せない。被爆国の首相が広島(G7サミット)でなぜあんな宣言を出すのか」と憤り署名しました。

毎月9日に平和公園を訪れるという市内在住の男性(66)は、夫婦で被爆2世だとのべ、「原爆が落とされた時2分に黙とうがしたくて来ている。早く核兵器をなくしてほしい。話し合いでどうにかならないのかと思う。戦争がない、武器がない世界をつくってほしい」と語りました。