長崎県原水協、6・9行動で署名呼びかけ

　原水爆禁止長崎県協議会は９日、長崎市の平和公園で「６・９行動」に取り組み、「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」を呼びかけました。

　「長崎のうたごえ協議会」のメンバーが「ふるさと」「あなたの名前を」などを演奏し、平和公園を訪れる人にアピールしました。

　山梨県から妻と観光で来た男性（５８）は「世界平和につながるよう、国がリーダーシップを取ってほしいと常に思っている」と夫婦でサインしました。

　市内に暮らす女性（７０）は「母親が太平洋戦争について『いつの間にか知らないうちに戦争になっていた』とよく言っていた。今の岸田首相のやり方を見ていると、また知らないうちに戦争になるのではないかと恐ろしい」と署名しました。

　署名を懸命に呼びかけていた女性（６５）は３回目の行動参加。うたごえ運動に参加するようになって署名活動を知ったといい、「長崎に住んで６０年で携わることになった。原爆や被爆者の問題をいろんな人に知ってほしい。近所の人や熊本に住む母親にも署名を勧め、広げていきたい」と用紙をいっぱい持ち帰りました。