「しんぶん赤旗」2023/7/20

20代女性同盟員が入党

 長崎県の民青グループの吉村ゆうさんと地域支部の党員らは15日、子育て中の20代の女性を党に迎えました。ミニ「集い」で新しい「はてなリーフ」を学び、志位和夫委員長の「入党のよびかけ」(15日付掲載)を読み上げ、入党に至りました。

 女性は今年の統一地方選挙中に、堀江ひとみ県議の事務所に張られていた党の「ジェンダー平等」のポスターを見て共感。そのまま、ビラ折りやポスティングなど、選挙ボランティアをするようになりました。

 同じ事務所で活動していた吉村さんと意気投合し民青同盟に加盟しました。「赤旗」の子育てや労働問題に関する記事などを学び、今の社会のありようの中で感じていた生きづらさについて、「自分のせいじゃない。政治を変えたい」と考えるようになりました。 

 女性の思いを知った吉村さんたちは、党事務所でミニ「集い」を開き、新しい「はてなリーフ」を読み合わせました。

 女性は5年間で43兆円の軍事費が使われようとしていることに対し、保育料の引き下げなど「国民のために使ってほしい」と感想を語りました。

 天皇の制度について「あってもいいのでは」と問いかけてきましたが、吉村さんたちは、党は綱領で天皇制を含め憲法を厳格に守ると決め、天皇の政治利用を許さないことや、1人の個人が国を象徴する制度は人間の平等と両立しないと考え、将来は憲法に基づき国民総意にゆだねる方針だと、リーフに基づいて説明しました。

 女性は、党首の決め方について「党首ではなく執行部を選ぶのは、なぜ」と質問。吉村さんたちは「集団的で民主的な党運営を保障するため」と述べ、「党首個人を選び、選ばれた党首が1人で人事も方針も専決すると、党首候補になりうる人によって派閥にわかれて、党がバラバラになる」と説明しました。

 女性は、吉村さんたちの説明のたびに納得。ミニ「集い」は約2時間に及びました。

 その後、吉村さんが志位委員長の「入党のよびかけ」を読み上げると、女性は身を乗り出して聞き入り、「一緒に頑張りましょう」との呼びかけに、満面の笑みで入党申込書に記入しました。

 吉村さんは「本人に寄り添って入党の話しができた」と振り返り、「ともに学び、社会を変える力になりたい」と語っています。

 地域支部の党員は「子育ての先輩としていろいろ相談に乗れる。困ったことがあれば何でも言って」と大歓迎で女性と笑顔をかわしていました。