長崎原水協が６・９行動

　原水爆禁止長崎県協議会は原爆投下の９日、長崎市の平和公園で核兵器廃絶を訴える「６・９行動」に取り組み、日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める署名を呼びかけました。

　参加した１３人は「即時停戦、イスラエルは無法・無差別攻撃を即時中止せよ！」と書かれた横断幕を掲げました。

　この日の平和公園には、韓国、台湾、香港、イギリス、オーストラリア、ドイツ、マレーシアなど海外からの観光客が多く訪れ、英語での呼びかけに応えて次々と署名し、展示された原爆パネルを見入る人もいました。

　福岡県から訪れた女性（４６）は「原爆の写真を見てわが子がこんなことになったらと思うと、核兵器は絶対にダメ」と力を込め、署名しました。

　長野県からきた女性は「夫が長崎出身でよくここには来ます。夫の両親は被爆者で、『日本政府が禁止条約に入らないのはおかしい。一番に声を出さないといけないのに』といつも夫婦で話しています」とサインしました。

　「ガザが大変なことになっている。そういうことも含めて、少しでも力になれたらと思って」と署名する女性（３５）もいました。