「しんぶん赤旗」2022/1/27

わが町ふるさと▽長崎県川棚町

私が住む東彼杵郡川棚町は、長崎県の中央部にあり、人口は13574人です。川棚川の中流から下流を町域とし、九州のマッターホルンと呼ばれる虚空蔵(こくぞう)山が有名です。丘陵が連なり耕地も多く水田が開けています。

大村湾に面したリアス式海岸で眺望にも優れた街で、海、夕日、漁船、列車が織りなす景観はカメラの好きな人には最高のロケーションです。

川棚町の特産は、日本一甘くて美味しい「小串トマト」、ブランド和牛の「長崎和牛」などがあります。「棚田百選」にも選ばれた木場(こば)郷周辺の日向の棚田は、美しい石垣が日本の原風景を感じさせます。

川棚町には、1918年に開設された魚雷発射試験場跡をはじめ、海軍工廠(しょう)跡、魚雷艇訓練所跡などの戦時遺構も多く、戦争の歴史が刻み込まれています。小串の海岸には「特攻殉国の碑」があり、3511人の氏名が刻まれています。

川棚町には、石木ダム建設反対のたたかいもあります。計画が持ち上がって年。不要なダムは要らないと世帯の地元住民や支援者が毎日座り込みをして抗議活動をしています。私も毎日、ともに座り込みを続けています。

(辻清人町議候補)