「しんぶん赤旗」2022/11/25

統一協会問題で講演会

「長崎県革新懇」と「言論の自由と知る権利を守る長崎市民の会」は19日、長崎市内で講演会を開きました。ジャーナリストの脇正太郎さんがオンラインで「『統一協会』と政治の癒着に迫る」と題して講演し、「統一協会との決別は政治を刷新する絶好の機械になる」と訴えました。

オンラインを含め約70人が参加。脇さんは協会と自民党の関係について、文鮮明教祖が説教集で「中曽根政権の時に130人の国会議員を当選させた」と誇っていることなどを紹介し、協会が選挙支援する中で自民党に浸透していった実態を明らかにしました。

 さらに自民党の統一教会汚染は底知れないと指摘。「支援を受けた議員が要職に抜擢され、今や協会と関係ない議員だけでは内閣はできなくなっている」と語りました。

 協会と絶縁するためには、「長年にわたって協会を追及し絶縁の必要性を熟知。各党が共有すべき知見を備えている共産党の知恵と経験から学ぶべきで、共産党を排除するなら教会の思う壺だ」と指摘。総選挙に向けた野党共闘について、共産党が結集の推進役になれるかがカギとして、今まさに踏ん張り時と強調しました。

 講演後、参加者から「今国会で協会の解散命令まで踏み込めるのか」「安倍元首相を襲撃した犯人の精神鑑定に時間がかかっているのはなぜか」など様々な質問が出され、脇氏が丁寧に答えました。