「しんぶん赤旗」2022/9/8

「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」が署名行動

 長崎県と佐世保市が同市のハウステンボスに誘致を狙うカジノを含む統合型リゾート施設(IR)に反対する「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は6日、長崎市中心部のアーケード街で国への整備計画の認定申請撤回を求める署名への協力を呼びかけました。

 10人が参加。「ハウステンボスにいらんばいカジノ」と書かれた横断幕を掲げ、ビラを配布し署名への協力を呼びかけました。

 高校生の娘とともに署名した50代の女性は「ハウテンボスにはよく行くので、カジノが来るなんていい感じはしない。依存症の人もいるのに、あえてハウステンボスに造る必要はない」と語りました。

 7歳と3歳の子どもを連れた女性(32)は「カジノではなく福祉や高齢者医療に目を向けるのが先ではないか。がんばってください」と激励し署名しました。「市民の声が届かない。国葬もそうだが、声が届く政治になってほしい」と憤る女性(67)もいました。

 IR誘致を巡っては、県が開業資金4383憶円について「コミットメントレター(金融機関による融資に関する意向表明書)」の企業名などを明らかにしないまま、国に整備計画を申請し批判の声があがっていました。報道によると大石賢吾知事は6日、2社の企業名を公表しましたが、調達額などは公表できないとしており、依然不透明です。