「しんぶん赤旗」2022/3/9

「さようなら原発!ナガサキ集会」開催

 「原発ゼロをめざす長崎連絡会」「さようなら原発1000万人アクション・ナガサキ」など4団体は5日、「フクシマを忘れない!さようなら原発!ナガサキ集会」を長崎市内で開き、約60人が参加しました。

 「原発なしで暮らしたい長崎の会」の川原重信さんが主催者あいさつし、ロシア軍がウクライナのザポロジエ原発を砲撃したことについて「プーチンに心底怒りを禁じ得ない。原発はただ存在するだけでテロや軍隊の砲撃を受けることになる」と語りました。

 福島県相馬市の精神科医・蟻塚亮二氏がオンラインで講演。原発避難者は「戦争並みに強いトラウマがある」と述べ、さらに避難回数が4回を超すと精神健康は悪化すると語りました。原発事故により帰る土地を奪われた福島県民の喪失感やPTSDの実態を明らかにし、「原発事故から10年。時間は止まったまま」だと告発しました。