佐世保市「安倍国葬に反対する」実行委員会が集会

　長崎県佐世保市の「安倍国葬に反対する」実行委員会は１１日、佐世保市内の繁華街で集会を開き「憲法違反の国葬は中止を」と声を上げました。

約４０人が参加。同実行委員会呼びかけ人の浦元子さんがあいさつに立ち「『桜を見る会』に関する疑惑では安倍元首相は虚偽答弁を１１８回も行っていた。このような人が税金を使って国葬をやるような人物でしょうか」と指摘しました。

参加者が次々とマイクを握り、「人の死は誰も同じ価値である。安倍氏だけ『国葬』をすれば憲法１４条の法の下の平等に反し、弔意の強制になる」「岸田政権は支持率低下を切り抜けるため『国葬』という一大イベントで批判をかわし、求心力を取り戻そうとしているのではないか。国民は思い通りにはならない」などと訴えました。

日本共産党の小田徳顕市議は「『国葬』の法的基準も根拠も全くなく、どうして閣議決定だけで実施できるのか」と批判しました。

「国葬」中止を求める署名に応じた女性は「物価高の中、私たちは１円でも安いものをと頑張っているのに」と怒りをぶつけました。

集会後、アーケード街をパレード。市民にアピールしました。