「しんぶん赤旗」2022/2/2

長崎県知事選挙で宮沢よしひこ候補に共感が広がる
大村市議(無所属)吉田博さんに聞く

 3日告示(20日投票)でたたかわれる長崎県知事選挙で、宮沢よしひこ候補(日本共産党も参加する「民主長崎県政をつくる会」が自主的支援)に党派を超えた支援が広がっています。宮沢候補の事務所の事務局長としてがんばる大村市議(無所属)の吉田博さんもその1人です。

 吉田さんは「今の県政は、石木ダム、諫早湾干拓、カジノと政策を進めることで、逆に県民の苦しみや対立を生み出している。政治は弱い人のためにあるもの。リーダーは、弱い人たちの心に寄り添わないとダメでしょう。宮沢候補はそういう心を持っている人」と語ります。

 スタートは宮沢候補と吉田さんの2人だけでした。知人の紹介で出会い、テレビで石木ダム建設の実態を知った宮沢候補が、故郷を追われようとしている住民らに思いを寄せ、「何とか変えたい」と泣きながら話す姿に心を揺さぶられました。「カバンも看板もなく、東京からただ1人来て、立候補しようとする彼の姿を見ていたら切なくて…」。ともにがんばろうと決めました。
 吉田さんも参加する「石木ダム強制収用を許さない議員連盟」内に情報を拡散し、会員の嘉田由紀子参院議員(元滋賀県知事)が「一肌脱ぐわ」と応援してくれることに。嘉田氏の「知事が変わればダムはやめさせられる」との言葉に、県内各地の地方議員が手弁当で集まりました。

 吉田さんは共産党について「政党で唯一、支援を決めてくれ感謝している。今の野党の中で最も信頼できる党ではないか。もっと大きくなってほしい」と語ります。

 吉田さんは言います。「絶対に勝利し、知事が変わることでこんなに生活が変わる、光が見えるという所を見てみたい」