「しんぶん赤旗」2022/11/25

長崎市で12回目の「0円いちば」開催

 日本民主青年同盟長崎県委員会などは23日、長崎大学医学部近くの公園で12回目の学生向け食料支援活動「ながさき・0円いちば」を実施しました。同盟員や支援者ら7人がスタッフとして参加。約50人の大学生が訪れ、食糧品や日用品を持ち帰りました。

 開始前から学生が続々と集まり、用意された米、野菜、果物、レトルト食品、トイレットペーパーなどを袋いっぱいに詰め込んでいました。

 会場そばではシールアンケートを実施すると、多くの学生が「物価高騰の影響を感じる」と回答。「ガス代が高くて、夏からずっと水風呂に入っている」という男子学生や、食費はすべて自分のアルバイト代で賄っているという女子学生は「値上げはとても痛い」と語りました。

長崎大学4年の女性は「家計簿をつけているが支出が増えたと感じる。仕送りの中でやりくりするのは大変」だと述べ、政府がまともな対策をしないことについて「政治に対する不信感があり、あまり期待していない。高齢化社会のなかで若者の声が届かないと感じる」と思いを口にしました。

10月に加盟し、今回初めてスタッフとして参加した大学1年の男性は「たくさんの学生が来てくれ、対話もできて楽しかった。これからも応援したい」と話しました。