「しんぶん赤旗」2022/11/15

「民主長崎県政つくる会」が石木ダム住民と交流

 「民主長崎県政をつくる会」は12日、県と佐世保市が川棚町に建設を強行している石木ダムの水没予定地の川原(こうばる)を訪れ、連日座り込みをしてダム建設反対のたたかいを続ける地元住民と交流しました。

 川原公民館には地元住民10人を含む約50人が集まりました。乾哲夫県労連議長があいさつ。地元住民で炭谷猛川棚町議が、石木ダムは不要で、抗議行動で本体工事はほとんど進んでいないことなどを紹介し、「ぜひ今後ともご支援を」と呼びかけました。

 日本共産党の堀江ひとみ県議は「知事が行政代執行すれば、明日にでも地元の人たちを追い出し工事ができる局面だ」と強調。「ダムはいらないとの声をどれだけ広げていけるかがダムを中止させる力になる」と訴えました。

 地元住民の女性らが次々発言。「座り込みはもう12年。現場は監視カメラで全部チェックされているが、それに負けないで笑顔で反対していこうと頑張っている」「以前はパッチワークやコーラスに通っていたが、今は自分達の時間はない。この地を残したいとの思いで座り込みを続けている」などと語りました。

 初めて現地を訪れた新婦人の山室和子さん(71)は「もし、私の故郷がダムに沈んだらと思うととても辛い。私も支援をしていきたい」と話しました。