「しんぶん赤旗」2022/6/4

南島原市政と日本共産党

 長崎県南島原市議選(定数19)が5日告示(12日投票)されます。21人が立候補する見通しです。日本共産党は近藤一宇候補(72)=現=と、勇退する小林知誠市議からのバトンタッチをめざす、いみ毅候補(63)=新=が現有2議席の確保に全力をあげています。

 近藤市議が議員となって初めて取り上げたのが小・中学校の給食費の無料化です。4年間に9回質問し、この4月、第3子から無料を実現しました。さらに市議団は、子ども医療費助成を高校卒業まで拡大し、高齢者タクシー・バス券2千円増額も実現しました。

 両候補は、市民アンケートに取り組むとともに、直接市民の要望を聞き、その声を市へ届けました。

 295億円の市予算と27・2億円の財政調整基金などを、暮らし応援に回し▽「子育て支援三つのゼロ」(給食費ゼロ、子ども医療費の立て替えゼロ、中学卒業まで国保税の均等割ゼロ)▽高齢者タクシー・バス券の予算倍増▽高齢難聴者への補聴器購入への助成▽介護保険負担軽減―などを公約しています。

 ロシアのウクライナ侵略を利用した「核保有」や「軍事費2倍化」がたくらまれ、物価が高騰するなか、両候補は「軍拡よりくらしを」と訴え奮闘しています。