「しんぶん赤旗」2022/12/2

憲法共同センターが署名行動

 憲法改悪阻止長崎県共同センターは11月30日、長崎市内の繁華街そばの「鉄橋」で「憲法改悪を許さない署名」に取り組みました。岸田政権が軍事費を2倍(約5・6兆円)に増額し、「敵基地攻撃能力」の保有をたくらんでいることを「憲法に反し、暮らしも平和も破壊する道だ」と厳しく批判しました。

同センターの馬場隆事務局長がマイクを握り、政府が最大500発のトマホークミサイル購入を検討しているとの報道を紹介し、「まさに相手を攻撃するための兵器で、日本を戦争に巻き込むものだ」と訴え、署名への協力を呼びかけました。

8人が参加。「平和外交こそ真の安全保障」などと書かれた横断幕を掲げ、「大軍拡にストップを」のビラを配布しました。

30歳の女性はロシアによる侵略戦争を批判し、「憲法を守っていきたい」と署名しました。高校1年の男子生徒2人は「憲法は変えないでほしい。戦争で人が死ぬのは嫌だ」「長崎は原爆に遭い、その辛さを知っているからこそそう思う」などと口々に語りました。

署名を終えた女性は(58)「今日、ニュースで、政府は軍事費を2倍にしてその財源にコロナ対策のお金まで使うと言っていて、怖いと思った」と述べ、「税金は軍事費ではなく暮らしや福祉に使ってほしい」と話しました。