「しんぶん赤旗」2022/5/17

原水爆禁止長崎県協議会が総会

 原水爆禁止長崎県協議会は14日、長崎市内で定期総会をオンラインも併用し開催しました。

 大矢正人代表理事が主催者あいさつし、ロシアのウクライナ侵攻に対する抗議行動などの取り組みを報告。7月の参院選挙にもふれ、「この機に乗じて、『核共有』や『敵基地攻撃能力』を『反撃能力』と言い換えて、日本を破滅に導く勢力に審判を下そう。国民の世論の力で政治の変化をつくり出すことが求められている」と訴えました。
 広島高裁の「黒い雨」判決を受け、「長崎被爆地域拡大協議会」への協力・支援を進め、原水協の組織を強化・発展させていくことの重要性も語りました。

 長崎原爆被災者協議会の田中重光会長は「国際的には核兵器禁止条約ができて、生きてきて良かったと思ったが、ロシアの侵略戦争が始まってしまった。核をちらつかせながら侵略を続けていることは許されるものではない。自民党も改憲を狙っている。私たちも気持ちを引き締めてがんばらなければならない」とあいさつしました。

 高草木博日本原水協代表理事の「核兵器禁止条約を実現に導いた原水爆禁止運動」のビデオを視聴し学習しました。

 佐藤澄人事務局長が活動報告し、討論の後、役員を選出しました。