「しんぶん赤旗」2022/12/14

長崎の被爆者に見舞金
県原水協“核廃絶へ努力”

 

 

 長崎県原水協は13日、長崎市内の恵の丘長崎原爆ホーム(純心聖母会)を訪れ、全国から寄せられた被爆者への見舞金と「いわさきちひろカレンダー」を贈りました。

 県原水協の大矢正人代表理事と佐藤澄人事務局長、筒井涼介常任理事の3氏が訪問。被爆者の藤山美智代さん(77)と山ア千鶴代さん(81)らの出迎えを受けました。

 大矢さんは「今年一年は戦争が起こるなど大変な年でしたが、ウィーンで開かれた核兵器禁止条約の第1回締約国会議でとても良い宣言が出され、私たちはそれに力をもらった。これからも核兵器廃絶に向け頑張りたい」と述べ、「さらに日本政府が一日も早く条約に参加し、核廃絶の先頭に立ってくれるようわれわれも努力していきたい」とあいさつしました。

 大矢さんと筒井さんが藤山さんと山アさんに見舞金とカレンダーを手渡しました。山アさんは「いわさきちひろさんですね。かわいい」と喜んでカレンダーを受け取りました。

 入所者が手作りした、来年の干支(えと)であるウサギのマスコットが原水協メンバーにプレゼントされました。

 県原水協は、長崎原爆病院、長崎原爆被災者協議会、長崎被爆地域拡大協議会にも見舞金を届けました。