「しんぶん赤旗」2022/2/11

長崎県原水協が6・9行動

 長崎県原水協は9日、長崎市の爆心地公園前で、「日本政府は核兵器禁止条約にいますぐ参加を」と書かれた横断幕を掲げ、スタンディングで「6・9行動」をしました。

 参加者12人は横断幕とともに、核兵器禁止条約を批准した59カ国の国旗が並んだポスターなどを掲げ、「長崎のうたごえ協議会」のメンバーがギターとともに「青い空は」「折り鶴」などを演奏し、市民にアピールしました。

 スタンディングに参加した県原水協の大矢正人代表理事は、禁止条約について「今後も参加する国を増やしていかなければならない。日本政府に参加を迫っていく運動が中心になる」と語りました。
 さらに、禁止条約第1回締約国会議では、原爆被害者や核実験被害者の救済についても話し合われる予定だとして、「長崎の『被爆体験者』のことやビキニでの核被災者などについても、国内はもとより世界の人々に知らせていかなければならない」と述べ、「会議開催にあわせて運動を強めていきたい」と話しました。

 スタンディングを終え、原爆が投下された11時2分に原爆落下中心地碑前で全員が黙とうしました。