「しんぶん赤旗」2022/8/30

「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」が集会

 長崎県と佐世保市が、同市のハウステンボスに誘致を狙う、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)に反対する「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は28日、「カジノはいらんばい集会」を長崎市で開きました。

 同会の本田孝也共同代表が開会あいさつをし、幹事の今井一成弁護士がIR誘致計画の問題点について講演。今井弁護士は県のIR誘致計画のずさんさを資料を使い解明しました。

 「ここがおかしかやろう長崎IR」と題して、日本共産党の堀江ひとみ県議と小田徳顕佐世保市議、社民党の県議2人と「カジノ誘致問題を考える佐世保市民の会」の山本了三さんの5氏によるトーク・セッションが行われました。

 堀江県議は、IRへの年間来訪者670万人、国内からは1日、1万4千人という県の試算について、「歌手の福山雅治さんの長崎市稲佐山でのコンサートの来場者は2日間で3万1千人。毎日福山さんのコンサートを開く規模になる。可能なのか」と批判しました。

 山本さんは今月、ハウステンボスの近隣住民が初めてIR誘致に反対する会を結成したことについて「地元で反対の声が上がった意味は大きい」と話しました。

 大阪府と和歌山県・市、横浜市のカジノ誘致に反対する市民団体代表らがオンラインで連帯。集会終了後、参加者で市内繁華街をパレードしました。