「ストップ・カジノ！長崎県民ネットワーク」が署名行動

　長崎県と佐世保市が同市のテーマパーク「ハウステンボス」に、カジノを中核とする統合型リゾート施設（ＩＲ）誘致を進めるなか、「ストップ・カジノ！長崎県民ネットワーク」（県民ネット）は２２日、長崎市のアーケード街でカジノ誘致中止を求める署名行動をしました。

　１０人が参加。「ハウステンボスへのカジノ誘致は許さない」ののぼりを立て、署名への協力を呼びかけました。１時間で９３人が署名を寄せました。

　駆け寄って署名した中学２年の男子生徒（１４）は「ハウステンボスは楽しむ場所。そこにカジノは絶対来てほしくない」と語りました。「原爆を受けて、やっとここまで立ち直ったのに、平和な長崎にカジノが来るなんて腹が立つ」と憤りの声を上げ、署名する女性もいました。

　県は、２８日佐世保市、３０日長崎市で市民向けの公聴会を開催。その後、４月臨時県議会を招集し、議会の議決を得た上で４月２８日までに国へ整備計画を提出しようとしています。

　「県民ネット」では、臨時県議会に向け、カジノ中止を求める抗議集会を開き、大石賢吾知事と県議会議長あてに集会宣言を提出する予定です。