「しんぶん赤旗」2022//

ハウステンボスへの誘致に反対する署名行動

 長崎県と佐世保市が同市のハウステンボスに誘致をめざすカジノを中核とする統合型リゾート施設 ( I R )に反対する「ストップ・カジノ !長崎県民ネットワーク」は 9日、長崎市内の繁華街で署名宣伝行動をしました。52人が署名しました。

 7人が参加。「ハウステンボスへのカジノ誘致は許さない」と書かれたのぼりを立て、「県民の税金使わないで」と訴えるビラを配布。 I R誘致反対署名への協力を呼びかけました。

  「知事はカジノ誘致を認めているのか」とたずねる女性に、同ネットメンバーが「知事は推進している」と応答。「信じられない。被爆県で歴史の街でもある長崎にカジノなんて造ってよかことない。理解できない」と憤り署名しました。

 「やめてくれという感じです。暗い未来しか浮かばない。もう少しマシな政策を考えてほしい」と語る女性 (49)や、顔をしかめて「いやですよ。自分はもう行かないだろうけど、子どもや孫が行くかもしれない。そんなところにばくちなんて」と訴える女性 (92)が署名しました。

  I Rの認定審査で、年内の可否判断は厳しいとの見通しを政府が示したと報道されており、同ネットの山下優子幹事は「県の資金調達計画の不確実なところが審査長期化の一因になっているといわれており、私たちの指摘どおりになった」と語りました。