「しんぶん赤旗」2022/4/20

ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」
抗議のスタンディング

 長崎県と佐世保市が同市のテーマパーク「ハウステンボス」に誘致を進めるカジノを中核とした統合型リゾート施設(IR)をめぐり、国に申請するためのIR区域整備計画の最終案を審議する臨時県議会が19日、開会しました。県庁前では、「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」(県民ネット)のメンバーが早朝から抗議のスタンディングをしました。

 45人が参加。メンバーは「おはようございます」と次々と出勤する県庁職員にあいさつしながら「カジノ(博打)誘致反対」「カジノいらん」などの横断幕やのぼり、プラカードを掲げアピールしました。

 「県民ネット」の新木幸次事務局長は「県民のカジノ誘致反対の意思を示したい」と力を込めました。

 医療従事者の佐田幸江さん(41)は「ギャンブル依存症患者が増えるカジノには反対です。県民所得は低いのにこんなことに税金を使うなんて」と語り、内田知也さん(30)は「県はこれまでも私たちの声を聞こうとしなかった。県民の声を無視する議会や県政を変えていかないと」と話しました。

 佐世保市議会では15日の臨時本会議で最終案に同意する議案を可決。反対は日本共産党の小田徳顕市議のみでした。県議会ではこの日、総務委員会で審査します。

 日本共産党の安江あやこ参院選挙区候補と長崎市議団が参加しました。