「しんぶん赤旗」2022/8/28

長崎県革新懇が国葬強行反対の緊急行動

 長崎県革新懇は、安倍元首相の国葬強行に反対する緊急アピール行動を27日、長崎市の繁華街そばの「鉄橋」でしました。約60人が参加し、「安倍元首相礼賛、弔意強制につながる国葬反対」の横断幕を掲げ、「国葬に私の税金使わないで」などのプラカードを持ちアピールしました。

 参加者が次々とマイクを握り、被爆者の田中安次郎さんは「国会での議論もないままに、国葬とすることは民主主義の崩壊であり、主権者国民へのぼうとくだ」と批判。元小学校教員の長嶋惠理子さんは「立憲主義を壊し、政教分離原則をやぶり、政治と宗教の癒着を続けてきた張本人である安倍元首相の国葬に断固反対」と訴えました。

 地元で「国葬反対」のプラカードを掲げ、スタンディングを続ける吉田博大村市議(無所属)は「国葬の強行を黙って見ているわけにはいかない」と力を込め、県革新懇代表世話人の横山巖弁護士は「私たちが血と汗を流して払ってきた税金を私物化し、国葬するなどとんでもない。見過ごすわけにはいかない」と怒りの声をあげました。

 日本共産党の堀江ひとみ県議は「国葬反対の声をここ長崎からあげよう」と呼びかけました。

 立ち止まって聞く人が何人もおり、身内が統一協会員だったという女性(78)は「国葬には絶対反対です」と語気を強めました。