「しんぶん赤旗」2022/9/27

「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」
長崎原水協が署名行動

 国連の定めた「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」の26日、長崎県原水協は、長崎市の繁華街で「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める」署名行動に取り組みました。1時間で73人が署名しました。

 13人が参加。「『核共有』より核兵器禁止を」と書かれたカラフルな横断幕と、禁止条約に署名した91カ国と、批准した68カ国の名前と国旗が並んだポスターを掲げ、買い物客などが行き交うアーケード街で署名への協力を呼びかけました。

 メンバーが「核戦争に勝者はありません。核廃絶に向けて被爆地長崎から声を上げていきましょう」と訴えると、学校帰りの高校生らが次々と呼びかけに応えました。

 署名をした高校2年の男子生徒は「核兵器は廃絶してほしいし、ソ連によるウクライナ侵略のような戦争もなくなればいい」と語りました。

 「署名がどういう役割を果たすのかわからない」と躊躇(ちゅうちょ)していた女子高校生3人は、原水協メンバーが丁寧に疑問に答え「この署名を、核兵器について考える機会にしてほしい」と話すと納得して署名しました。