「しんぶん赤旗」2022/2/26

ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」
署名、宣伝

 長崎県と佐世保市が同市のテーマパーク「ハウステンボス」に、カジノを中核とする統合型リゾート施設(IR)誘致を進めるなか、「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」(県民ネット)は24日、長崎市の繁華街でカジ誘致中止を求める署名行動をしました。

 長崎県では20日投開票で知事選挙があり、カジノを推進していた現職が破れましたが、新知事の大石賢吾氏もカジノ推進を表明しており、今後の県政の動きが注目されています。

 「県民ネット」の川嵜一宏さんは、カジノ誘致は山場に来ていると強調。「3月県議会で誘致するかどうか判断が出されるが、その前に県民を集めた公聴会を実施しなければならない。公聴会で誘致反対の声が相次げば新知事もそれを無視するわけにはいかない。ぜひ、みなさんも参加し、反対の声をあげてほしい」と訴えました。

 署名に応じた女性は「横浜は勇気をもって市民が反対し、カジノ誘致は中止になった。長崎も他のことで経済発展を考えるべきです」ときっぱり。

 高校3年生(18)の男子生徒は「カジノで破滅してしまった人のお金で経済発展しても意味がない。そんなお金で潤ってもいいことはない」と語り、同級生2人とともに署名しました。

 13人の参加で72人の署名が集まりました。