「しんぶん赤旗」2022/10/1
平戸市長が「国葬」に反対する人たちを「反日勢力」
日本共産党平戸支部が抗議の申し入れ

安倍元首相の「国葬」に出席した、長崎県市長会の会長を務める平戸市の黒田成彦市長が「国葬」に反対する人たちを念頭に「反日勢力」とツイッターに投稿した問題で30日、同市の日本共産党平戸支部は「投稿の削除と謝罪」を申し入れました。

投稿は一般献花する人々の列が多いことにふれ、「テレビよ,反日勢力よ、この静かな反撃を直視せよ」と27日に書き込んだものです。

「このような市長の投稿は容認できない」と平戸支部の寺田重也支部長、岡村文雄副支部長は、原口敏彦県書記長とともに市役所を訪れました。

 岡村副支部長は「私たちは『国葬』反対のプラスターを掲げ、反対行動をしてきた。多くの市民が手を振るなど応援してくれた。私たちは日本を良くしたいと思い活動している。『反日』という指摘は容認できない」と市長に迫りました。

 応対した黒田市長は「反日というのは、反対する人たち全体でなく一部の人たちのつもりだった」と釈明し、「表現が適切でなく、メディアや国葬反対の人には申し訳ないことをした」と反省の言葉を語りました。