「しんぶん赤旗」2022/9/27

長崎県母親大会 オンラインで開催

 「2022年長崎県母親大会」が18日、台風の接近で外出が危険なため、オンラインに変更して開かれました。

 同志社大学の浜矩子教授が「歪みと偏りなき経済の姿を求めて―愛こそ最も大いなるもの―」と題して記念講演をしました。

 浜氏は、経済活動は▽人間を幸せにできなければならない▽人間を不幸にしてはならない▽人権を侵害してはならず、人権の礎でなければならない―と強調。その根底にあるのは愛だと語りました。

 自民党政府の人間をモノのように扱う政策を批判し、「反原発論には経済合理性がない」との主張に「原発による命の危険は最大の人権侵害で、これには経済合理性はない」と批判。経済合理性という誤った言葉に翻弄(ほんろう)されることなく、人を幸せにできる経済活動の在り方を求めていくことの重要性を強調しました。

 講演に先立ち、各団体代表が発言しました。自治労連女性部代表は「コロナ患者を受け入れている病院では、コロナ患者専用病棟のために一般病棟のベッドを減らしており、救急車が受け入れられない状況がある」と述べ、長崎民商婦人部代表は「平和でこそ商売繁盛。9条が変えられぬよう声をあげていきたい」と訴えました。