「しんぶん赤旗」2021/9/3
長崎健康友の会が避難所に関する要望
 長崎健康友の会(溝浦律子会長)は30日、災害が多発し、避難する機会が増えるなか、避難所に関する緊急の要望書を長崎市の田上富久市長に宛てて提出しました。日本共産党の内田隆英、中西敦信、大石史生の各市議が同席しました。

 同会は高齢者の比率が高く、会員から避難所での不便な点、つらい思いをしたなどの具体的な声が寄せられているとして▽コロナ禍での収容基準、要員配置基準の明確化▽折りたたみや段ボールベッド、仕切りの設置▽仮説トイレを増やし、使用後の紙オムツ入れの準備―など6項目を要望しました。

 応対した山口典昭危機管理監は「段ボールベッドは保存がきかず、すべての人に準備するのは厳しい」と回答。溝浦会長は「高齢者は生活の中でベッドがないと立ち上がるのが困難。段ボール以外でも検討できないか」と要望し、山口管理監は「プラスチック製のベッドなどもあるので検討していきたい」と答えました。

 高齢者がペットボトルを数日間分持ち込むのは困難として、飲料水の配布も要望しましたが、それに対し、「基本、食料、飲料は独自で準備していただきたい」と回答し、使用後の紙オムツ入れについては対応していきたいと述べました。