「しんぶん赤旗」2021/9/29

「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」が署名宣伝


 長崎県と佐世保市が同市のテーマパーク「ハウステンボス」にカジノを中核とする統合型リゾート施設(IR)の誘致を狙うなか、「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は28日、長崎市内の繁華街でカジノ反対の署名・宣伝行動をしました。

 新婦人や県労連、民医連から15人が参加。「ハウステンボスにカジノ誘致は許さない」と書かれたのぼり旗や横断幕を掲げ、県議会に提出予定の「IR誘致と区域認定申請中止を求める」請願署名への協力を呼びかけました。

 県は8月末、IRの建設・運営を任せる事業者に「カジノオーストリアインターナショナルジャパン」を選定。国への区域認定申請に向け整備計画の策定作業を進めています。今後は、パブリックコメント(意見募集)や公聴会を開催して、来年の2月県議会に提案するとしています。

 同ネットワークの新木幸次事務局長は「もう待ったなしです。県議会で否決されれば申請することはできません。『カジノを長崎に持ってくるな、ギャンブルはいらない』この声を知事に県議会に届けていきましょう」と訴えました。

 「他にもお金を必要としている人がいるのに、こんな税金の使い方胸が痛む」とサインする女性(65)や「ギャンブルは大嫌い。借金とかマイナスのイメージしかない。絶対に反対」と24歳の男性が署名しました。