「しんぶん赤旗」2021/2/18
「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」 宣伝行動
 長崎県と佐世保市が同市のテーマパーク「ハウステンボス」へのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を狙っている問題で、「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は16日、長崎市内のアーケード街で署名・宣伝行動に取り組みました。105人が署名しました。

 カジノ誘致を巡っては、県はコロナ禍であるにもかかわらず誘致の手続きを着々と進めています。1月の事業者の公募には5者から応募があり、すべてに参加資格を認めました。2021年8月に事業者を選定する予定です。

 新婦人や労働組合などから11人が参加。「ハウステンボスにカジノいらんばい」「カジノ誘致は許さない」と書かれた横断幕やのぼり旗を掲げ、「新型コロナウイルス感染症とIR型カジノは両立できると思いますか」とのビラを配布。署名への協力を呼びかけました。

 71歳の女性はサインし「ギャンブルに溺れてしまう人が身近に出ることになる。みんなが幸せになるようなことを国は進めてほしい。長崎にはいりません」ときっぱり。「治安が悪くなるし県民に何もいいことはない。箱モノばかり造らないで、もっと地場産業が潤うようなことをしてほしい」と署名する女性(64)もいました。