「しんぶん赤旗」2021/6/15
新婦人県本部ら オリンピック開催でシール投票
 新日本婦人の会長崎県本部と長崎支部は9日、市内繁華街で「コロナ禍の今、オリンピックは?」と題してシール投票を実施しました。「開催」「延期」「中止」に分けてシールを貼ってもらい、駆け寄って「中止」といいながらシールを貼る人が多数いました。1時間の行動で「中止」に36人。「開催」には3人が投票しました。

 同会県本部の西本寛子会長は「コロナウイルスの感染が止まらず、国民の不安は広がる一方です。国民に犠牲を押しつけてオリンピックを強行するのか、皆さんの意見を政府に届けましょう」と訴え、投票を呼びかけました。

中年の女性は「子どもの運動会も中止、映画館も休業なのに、どうしてオリンピックはいいのかわらない」と話しかけてきました。男子高校生は「こんなに感染拡大しているのに、オリンピックをしたらますます広がる。怖い」と真剣に考え、シールを貼っていました。

中年男性は「絶対だめ。コロナの中で変異株も増えているのに」と述べ、別の男性は「オリンピックをする理由は結局金やろう」と熱心に語っていました。

参加者は「多くの市民がオリンピック開催に否定的なのがよく分かった。みんなとても熱心に語ってくれ、熱い思いが伝わってきた」と感想を語り合いました。