「しんぶん赤旗」2021/2/6
佐世保市長宛に市内4団体 コロナ対策で要望
 長崎県佐世保市内でコロナ感染者が増加、クラスターが発生し、市民生活に甚大な影響を及ぼしている問題で29日、市民団体が朝長則男市長宛てに、新型コロナウイルス感染症対策に関する申し入れ書を提出しました。申し入れたのは佐世保民主商工会、新日本婦人の会佐世保支部、させぼ健康友の会、佐世保生活と健康を守る会の4団体です。

 申し入れ内容は、医療・介護・福祉施設、保育園、幼稚園、学校、学童クラブなどの従事者に定期的なPCR検査などの社会的検査を行う▽クラスターに備え、感染者やコロナ以外の患者が入院できずに命を落とすことのないよう至急対策を講じる▽女性の貧困やDV、自殺などの深刻な事態への支援や相談などジェンダー施策を抜本的に強化する▽飲食店等の営業時間短縮要請に伴い、納入業者など関連業者へ協力金を交付する▽引き続き国保税のコロナ減免申請を行う▽売上が減少したすべての中小業者に、減収に見合った補償をする制度をつくるよう国へ要望する―などです。

 佐世保民商の森和史事務局長から要望書を受け取った稲富泰彦秘書課長は「要望は市長に伝えます。市だけではできないこともあるので、国にも求めていきたい」と語りました。